EFFECTS OF SENTO
銭湯の効果と効能
家風呂とは別次元
銭湯効果のすばらしさ
家にお風呂があるのになぜ銭湯を利用する人がいるのでしょう。
ここでは、銭湯が人の心と体にもたらす効果と効能についてご紹介します。
大きな空間で入浴するとα波がたくさん出る
人の脳内にある神経細胞は電気的信号=脳波によって情報を伝えます。北海道大学が実験をした結果、銭湯などの大きな空間で入浴すると家庭のお風呂の数倍のアルファ波が発生することがわかりました。
脳波 | 状態 |
---|---|
ベータ波 | 不安でイライラ 効率ダウン |
アルファ波 | 集中力・直感力・創造力・記憶力アップ 免疫力アップ・体内の細胞が元気に! |
シータ波 | 浅い睡眠状態など |
デルタ波 | 熟睡中で脳は活動を停止 |
温熱効果
血液の循環が良くなり新陳代謝が活発になります。疲労・肩こり・腰痛などの改善が期待できます。
浮力効果
お湯の中では体重が10分の1になるため解放感が生まれリラックスします。
静水圧効果
適度な水圧で血管が圧迫され血液やリンパの流れが促進されます。特に足先など、心臓から遠く重力の影響を受けている部位の新陳代謝が活発になります。
HSP効果
HSP(ヒートショックプロテイン)とは、疲労やストレスで傷んだ細胞を修復するタンパク質のこと。銭湯の熱いお湯によって効果的に倍増します。免疫力を高め、傷の回復や美容、老化防止への効果が期待されます。
● 40度なら20分 42度なら10分の入浴が効果的です。
ABOUT HEALTHY BATHING
健康に配慮した入浴
長湯はNG!体に無理のない入浴プランを
入浴前後の血圧の変化に、のぼせやめまいのような症状が重なると、意識障害や転倒の危険があり、たいへん危険です。
気分が悪くなったら近くの人に助けを求めましょう。
入浴前の水分補給も大切です。
分割浴のすすめ
体に負担をかけずにじっくりと入浴を楽しむ方法に「分割浴」または「反復浴」という、入浴と休憩を繰り返す入浴法があります。
分割浴のメリット
・体の芯まで温まり、湯冷めしにくくなる
銭湯上級テクニック 温冷交互浴
水風呂がある銭湯は少なくありません。 熱いお風呂と水風呂に交互に入る上級者向けの「温冷交互浴」は、交互に温冷刺激を与えることで、体を健康にする入浴法です。 慣れていない人は急な温度変化で体調を崩さないようご注意ください。
温冷交互浴のメリット
・血行を促進し、肩こりや冷え性の改善が期待できる
・交感神経と副交感神経を交互に刺激し、自律神経を整える
・安眠効果 ・免疫力アップ ・湯冷めしにくい
温水は腰浴・半身浴・全身浴のどれでもOK
VARIOUS BATHS AND FACILITIES
いろいろな浴槽と設備
いろいろな形・性質・効果のある浴槽たち
銭湯には、利用する人ひとりひとりのニーズを満たすために
いろいろな種類の浴槽を備えていることがあります。
サウナ
空気を高温にした室内で体温を急上昇させることで血行を促進する「温熱効果」に特化した設備で、サウナには様々な効果があるとされています。
- 冷え性改善
- リラックス
- 免疫力アップ
- 疲労回復
- 快眠
- 代謝アップ
- 美肌など
サウナの種類
● 高温サウナ
80~100度の温度で「ドライサウナ」とも呼ばれます。
● スチームサウナ
水蒸気を使ったサウナで40~50度の温度でゆっくりと温まります。
※銭湯によって有料の場合があります。
ジェット風呂・泡風呂・超音波風呂など
ぶくぶくと勢いよく噴出されるお湯や泡の水圧によるマッサージ効果が気持ちいいです。
寝転んだ姿勢で利用できるものや深い浴槽内に渦巻き状に水流が出るものなど、いろいろな種類のお風呂が楽しめます。
その他の浴槽
上記の他に、ゆず湯やしょうぶ湯などの季節風呂、岩盤浴などさまざまな種類の浴槽を楽しめる銭湯があります。
個性あふれる銭湯ライフをぜひ楽しんでください。